過去を手放す
私が昔の事を口に出すのは、過去をまだ手放せていなくて、今の自分の生きづらさや過ちを全て人のせいにしたいんだろうな。
未成年の頃は、自由になりたくて早く大人になりたいと願っていたけれど、実際大人になってみると、全て自分の責任になる。
私が大人になるにはまだ早かった。大人なのに精神はまだまだ未熟で周りについていけない。
それが嫌だ。逃れたい。
逃れたいけれど、過去を手放せず、逃げてるだけじゃ私は一生未熟なままなのかもしれない。本当はこのままではいけないんだろうな。
よく幼い頃の私が頭の中に浮かんできて「見捨てないで」と言う。私も貴方を見捨てたくないよ。辛かったね。寂しかったね。
小学生の時に書いた「20歳の私へ」という手紙に「おしあわせに」と書いてある。
貴方がそう願うのなら、時間はかかるかもしれないけれど、ちゃんと幸せになるよ。幸せになるから貴方はもう安らかに眠っていて。